【ブランドマーケティングのあり方 その2】
【ブランドマーケティングのあり方 その2】
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月2日
〜まずは目の前の1人のお客様の満足から〜
前回は商品開発の観点からのブランドマーケティング。今回は「ファン作り」の観点からのブランドマーケティングを音楽業界に例えてお伝えします。(続)
長年多くのファンに支持され続けているアーティストは、「いい曲を作る」→「曲の良し悪しをわかるメジャーの一流プロデューサーの目に止まる」→「メジャーの一流プロデューサーの手によって大々的にプロモーションされる」→「多くのファンができる」という流れで生まれているわけではない。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月2日
(続)
「いい曲を作る」→「路上やネットで公開する」→「聴いてくれた数少ない人と直接コミュニケーションをとり、曲だけでなくアーティスト自身の濃いファンになってもらう」→「そういう濃いファンを1人づつ増やしていく」→「これを1000回続けることによって1000人の濃いファンを作る」→
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月2日
(続)
「メジャーの3流プロデューサーが、曲よりも最低1000人には売れることに目をつける」→「3流プロデューサーの元でデビュー」→「大ヒットはしないがアマチュア時よりは多くの人に認知される。その人たちを自力でまた濃いファンにしていく」→「濃いファンが3万人になる」→
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月2日
(続)
(パターン1)
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月2日
「一流プロデューサーが"3万人を濃いファンにしたファン作りの上手さ"に目をつける」→「一流プロデューサーの手で大々的にプロモーションされる」→「100万人のファンができる。」
(続)
(パターン2)
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月2日
一流プロデューサーやメディアの誘いを断り、自分の手が届く範囲で1人づつファンを増やし、数年かけて鉄壁の10万人のファンを作る。テレビにあまりでないカリスマミュージシャンはこのパターン。
(続)
自分はいいものを作ることだけをして誰かが発掘して周知してくれるのをじっと待っていてはいけない。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月2日
まずは自力で目の前の1人のお客様を満足させて濃いファンにしていく。
それを地道に1000回繰り返して1000人のファンを作る。
そこまでいくと「お客様をファンにする方法」がわかる。
(続)
濃いファンが1000人いれば必ずメジャー(メディア)が目をつける。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月2日
それから必要であればメジャーデビューする。
それをせずにいきなりメジャーデビューしてもファンはつかないし、仮に当たってもお客様をファンにする方法を知らないと「一発屋」で終わる。
(続)
逆に自力でファンを作る力があればメジャーに頼る必要はない。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月2日
テレビタレントよりも知名度が圧倒的に低いyoutuberの方が稼ぎがいいのは「自力でファンを作れる」からメジャーに頼る必要がないからだ。
(続)
ちなみにGLAYは自分たちで直接ファンクラブを運営し、毎日、その日が誕生日の会員の人にボーカルのTERUさんが一通一通メールを送っているらしい。彼らはどれだけビッグになってもファンと直接繋がることをやめない
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月2日
(続)
アーティストに限らず、必要なのは「目の前のお客様を濃いファンにする力」。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月2日
私たちがコールセンターを外注せずに自前で行っている理由は「お客様と直接対話してファン化する為」だ。
誰かがファンを連れてきてくれるのではなく、自分で直接ファンを作る事が大事だ。
(続)
※ここでいう「メジャー」とはマスメディアに取り上げられたり、ネット上でバズったり、「他者の力で一気に多くの人に認知されること」を指します。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月2日
(終)