【究極のSEOとは?】
【究極のSEOとは?】
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
当社は創業以来一度もテクニカルなSEOに力を入れていない。今後も入れる事はない。
テクニカルなSEOの効果は短命であり、長期的な事業戦略としては非効率だからだ。
(ここで言うテクニカルなSEOとは主にブラックハット的な物)
(続)
テクニカルなSEOとは単純化すると以下の様な例だ
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
1. グーグルは「より良い正しい情報をより上位に表示したい」と考えている。一般的には各会社が公開しているHPの中では「上場企業」の情報のほうが正しい事のほうが多い。よって「上場企業をより上位に表示させたい」という考えている
(続)
2.それを実現するために、ページ内に『上場』という言葉が入っていると上場企業のページである可能性が高いため、そういったページをより上位に表示するようにグーグルのプログラマーはプログラミングする。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
(続)
3.それに対する裏技として上場企業ではないのに「いずれ上場したいと思います」というように「上場」という文字列をわざと入れることで、上位に表示されようとする。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
その結果、上場企業ではないのに上位に表示される。
(続)
これは非常に悪い例だがこのようにグーグルのプログラムに対して裏技を仕掛けるSEOがある
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
こう言うSEOはグーグルの立場からするとバグだったり、セキュリティホールをつくウィルスなのだ
だからグーグルはそういうSEOが効かないように以下の様にプログラムをアップデートさせる
(続)
【改善策】HP内の文字列ではなく、そのHPのドメインの持ち主名から企業名を特定し、証券取引所の上場企業リストと照合して該当するものがあれば上場企業とみなして、上位に表示させる。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
(続)
しかし、テクニカルなSEOでそれに対して更に裏技をかける。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
【裏技】社名を上場企業と同じ社名に変更した、その社名でドメインを取得してHPを作る
【結果】上場企業ではないのに上位に表示される。
(続)
それに対してグーグルは以下のようにプログラムをアップデートする
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
【改善策】前述にプラスして、証券取引所、日経新聞などの著名メディアからリンクを貼られているかどうかで上場企業であるかどうかの信憑性を判断する。
(続)
・・・というようにSEOとは結局こういったことのイタチごっこだ。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
セキュリティとウィルスの戦いのようなものだ。
たとえ、うまく上位に表示されても、
優秀なグーグルのエンジニアたちがプログラムをアップデートして正しい表示に戻していく。
(続)
そもそもアップデート後に順位が落ちるのはグーグルからは「正しい表示」と思われていないからだ。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
長期的に上位に表示され続けたければ「正しい表示」において上位に表示されるべきなのだ。
(続)
そのためにはグーグルが何を「正しい表示」としているかを理解する必要がある。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
前述の場合だと「上場企業が上位に表示されていること」である。
それに対してテクニカルなSEOは「上場企業じゃないのに」、グーグルのプログラムに上場企業と誤認させて上位に表示させる行為である。
(続)
これはうまく行っても半年後にはアップデートで下位表示だ
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
長期的に上位表示され続ける為にやる事はプログラムを解析して裏技を編みだす事ではない
自らが「上場企業になる」事なのだ
10年サイクルで見ると年々高度になるSEOの技を磨き続けるよりも全うにやっている方が確実性が高い(続)
グーグルという会社は世界中の優秀なプログラマーたちが集まっている集団だ。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
この会社と付き合っていくにはそんな優秀なプログラマーと戦うのではなく、彼らをこちらの味方にするほうが賢い。
(続)
グーグルは「良い情報、良い会社、良い商品」を上位に表示させたい。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
それを良い情報、良い会社、良い商品じゃないのに上位に表示させようとすることはグーグルのエンジニアに敵対する行為だ。
(続)
そのような無謀なことにパワーを咲くのではなく「良い会社、良い商品」を作る方に向けたほうが良い。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
そうすれば、こちらが努力しなくてもグーグルの優秀なエンジニアたちが、味方となって当社の商品や会社を上位に表示させるようにプログラミングしてくれる。
(続)
だから、当社はSEOの技術を磨くのではなく「いい会社、いい商品」になることに全力を尽くしているのだ。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月14日
逆説的だが、それが究極のSEOだと思う。