【webマーケティングのあり方】
【webマーケティングのあり方】
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月22日
〜本物の「webマーケティング」とただの「web広告出稿代行」との違い〜
1.「webマーケティング」は「マーケティング」の名がつく通りマーケットの理解から始まる。
2.この商品のマーケットはどんなマーケットか?マーケットの中でこの商品の特徴は何か、このマーケットのユーザーはどんなユーザーなのかを考える。そして、「どんな人」に「どんなこと」を「どのように」伝えるかを考える。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月22日
そして、それをwebの「アドテクノロジー」に落とし込む。
3.上記のマーケティング作業は通常、メーカーの人がやる。しかし、これをアドテクノロジーに落とし込むときに多くの人が「アドテクノロジーのことはわからない」と言って「専門家に任す」と言い出す。
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4.ここで専門家として登場するのがweb広告代理店。しかし、多くの彼らは「web広告」の専門家であって「マーケティング」の専門家ではない。
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【マーケティングがずれる瞬間!】
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5.メーカーがきっちり細かくマーケティング戦略を立てても、その案件がweb広告代理店の手に渡った瞬間、リセットされて「マスカラ」と「シワ改善薬用化粧品」を「コスメ」と一括りで捉えてアドテクノロジーに落とし込まれる。
6.これは「幻」と言われる「フェラーリのディーノ」と大衆車の「ダイハツのミラ」を同じ「自動車」と見て販売戦略を立てるようなものだ。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月22日
7.何故こんな事が起きるかというと、多くのweb広告代理店の人が「アドテクノロジー」の「最適化」を「万能」だと思い込み、人間が立てた戦略を理解せずアドテクノロジーのビッグデータ解析から出てくる最適化に依存するからだ。
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8.確かにアドテクの最適化はどんどん精度が上がっており、非常に便利だ。
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しかし、アドテクの最適化の仕組みをよく理解してほしい。
「この商品の最適化」をしているのではなく
「この広告原稿、LPの場合の最適化」をするのである。
最初の方向性によっては全然違う最適化がされるのである。
9. アドテクの最適化は先に「どう言った打ち出し方をするか」と言う様なマーケティング戦略があってこそ正しく効率的に機能する仕組みなのだ。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月22日
アドテクは「マーケティング戦略をより良く実行するためのツール」であって「マーケティング戦略を教えてくれる、考えてくれるツール」ではない。
10.それをせずに人間がちょっと考えればわかる様なことを、わざわざアドテクに機械学習させるコストをかけるから無駄にCPOが上がり、採算が合わなくなって、出稿が止められるし、本来もっと売れるものが変な最適化がされて売れないと判断される。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月22日
これが大いなる機会ロスを生んでいる。
11.メーカーが「アドテクノロジーはわからない」と逃げている限り、この様な機会ロスはなくならない。安易に専門家に頼るのでは無く、自分の手で自分たちの戦略をアドテクノロジーに落とし込める様になった方が良い
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月22日
12.多くの広告代理店は今のままなら「webマーケッター」ではなく「web広告出稿代行屋」である。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月22日
自分たちのマーケティングの知識不足がクライアントのプロダクト戦略を台無しにしてしまっているかもしれないという危機感を持つべきである。
まずはマーケティングの基礎を学ぶ必要がある。
13.最終的には商品に対して愛情を持ち、「この商品の良さをどうしても伝えたい」「そのために自分に足りない知識、スキルを勉強して磨く」と言うスタンスの者が勝つ
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年5月22日
今、自分が知っている知識、スキルだけで勝負できる範囲なんてたかが知れている
メーカー、代理店共に努力して成長していこう