【組織と階層と能力 その1】
【組織と階層と能力 その1】
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年7月12日
「部下200人の部長」と「部下20人の社長」とどっちが「仕事ができる」
可能性が高いだろう
勿論個人差はあるが多くの場合後者だと思う(「仕事ができる」の定義にもよる)
私はその人の仕事能力や経験値を「下に何人いるか」でなく「上に何人しかいないか」で見る →
前者は本部長、事業部長、執行役員、担当役員、常務、副社長、社長など多ければ上に6〜7人いる
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年7月12日
つまり上から7〜8番目の人だ
しかし、後者は0で、一番上の人だ。
大きな問題の解決責任は一番上の人に来る。→
その問題を解きほぐして下に下ろし、下の人はさらに解きほぐして下に下ろす。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年7月12日
川に例えると上流は滝のような激流だが、だんだん下流に行くに従って穏やかになる。
大きな問題も上から7〜8番目の人に降りてくる頃には、ある程度きちんと整理されてやるべきことが明確化した状態で降りてくる。→
しかし、後者のトップの人には問題が問題の形をしたまま直撃してくる
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年7月12日
トップには経営を揺るがす大きな問題から、些細なことだけど権限がはっきりしていないから結局トップが対応しなければならないことまであらゆることが降りかかってくる。
これを一番上の人は大なり小なり日々さばいているのだ。→
自分より上の階層が少ない人の仕事は「問題解決」、上の階層が多い人の仕事は「実務遂行」の比率が高い
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年7月12日
両方大切なスキルだが、変化が激しい今の時代により重要なスキルは「問題解決」の力だ。
大企業の部下何十人の人より、中小ベンチャーの平社員の方がしっかりしてるなんてことはよくある話だ。→
当社でもそうだが平社員の直上が経営陣だったりすると、平社員でも「経営課題を解決する」仕事が日常的に降ってくる。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年7月12日
それにちゃんと向き合って対応していれば、1〜3年でも経営がなんとなくわかるようになってくる。→
一方、部下何百人の大企業の管理職経験者が経営のことが全くわかってないことも非常に多い。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年7月12日
結局どれだけ「矢面」に立って問題に取り組んでいるかがその人の問題解決力を高めていく。