【今回の不況についての雑感】
【今回の不況についての雑感】
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
今回の不況が今までと違うのは「消費市場」で起きているということ。
過去の不況は
80〜90年代のバブル崩壊は土地への過剰投資
ITバブルの崩壊はITへの過剰投資
リーマンショックは
サブプライムローンへの過剰投資
という「投資市場」から起きている
経済活動は本来BtoCの「消費市場」が基本だ。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
「消費市場」を支えるためにBtoBという「投資市場」が存在する構造だ。
世の中は「消費市場」だけでも成り立ちはするが「投資市場」だけでは絶対に成り立たない。
しかし、経済の仕組み上「消費市場」とかけ離れて「投資市場」だけが先行して成長してしまうことがある。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
これが
実態を伴わない経済発生の原理だ。
これがしばらく続くと景気はしばらく上昇して、ある時に我に帰ったように一気に落ち込む。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
過去のバブル崩壊
ITバブルの崩壊
サブプライムローンの崩壊
全部このパターンだ。
これははっきり言って予測できる。
「投資市場」はあくまでも「消費市場」の補完市場であり、投資市場で上がりすぎた価格は最終的に消費市場の「実需」の価格にまで落とし込まれれて完結する構造なので
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
投資市場の価格が上がりすぎて消費市場価格が「高すぎて買えない価格」になった段階でバブル突入になる
自分は23歳の時にこの単純なパターンに気づいていたので、いわゆるバブル的な経済不況とは全く無縁で30年近くビジネスを行ってこれた。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
具体的にバブル不況を避ける方法は
1.消費市場で事業を行うこと。
2.投資市場への投資金額は「投資市場相場」で考えるのではなく消費市場にまで落とし込んで計算し、割高か割安かを判断する。※例えば広告への投資でも「他社相場のCPOはこれくらいです。もっと出すべきですよ」という意見には一切耳を貸さない。自分たちで適正価格を計算して投資するしないを判断する
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
3.借入に頼らず手元資金で事業を行うこと。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
※投資市場の崩壊は回り回った消費市場で事業を行うものにも影響を与える。銀行の借入などは一気にやりづらくなる。投資市場は10年に一回崩壊するので、それを想定して「借入できないと回らない」ような事業をしない。
自分も含めて人間は愚かなので何度も同じ失敗を繰り返す。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
だからこそ経済は失敗を繰り返す前提で会社を経営しなければならない。
しかし、今回起きている不況は「消費市場」
で起きている。
「消費者がモノやサービスを買わない(買えない)」ことで経済が回らなくなったのである。
私自身が行っていた1,2は不況対策として今回は機能しなかった。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
しかし、3については万能の不況対策であるということを痛感している。
しかし、光明は消費者の「実需(実際の需要)」が消失したのではなく「停滞」しているだけだ。
必ず復活するし、復活したときには反動で大きくなるかもしれない。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
ただ、それがいつになるかは分からないということだ。
そこまで資金的に耐えられるかどうかが勝負だ。
耐えた企業は復活時に一人勝ちになる。
手元資金がある会社は既に勝ち組路線にいる(当社は前述したが売上0になっても24ヶ月は無対策でも生き延びられる)。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
手元資金がない会社は手元資金がある会社の傘下に入ることで勝ち組路線に入るのも一つの手だ。
そしてそこで「勝ち組」のやり方をきっちり学ぶことだ。
全ての会社に言えることは、今回は乗り切れても次は乗り切れないかもしれない。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
だから、今回を何とか耐えきり、借入に頼らず、自分の手元資金で回せるようなビジネスモデルを再構築することが大事だ。
どんな手を使ってでも生き抜こう。
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月11日
そしてこの不況から学び、乗り切ることで何事にも動じない盤石な会社、そして自分に生まれ変わるのだ。