【手間対効果】
【手間対効果】
— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月10日
今、支出を控え気味にしていると思うが、無闇にすると大きな機会ロスをしたり、業務が非効率になったりする。そのバランスを見るための考え方が「手間対効果」だ。
「かかる手間」と「得られる効果」を対比して判断するのだが「かかる手間」の数値化には2種類ある。
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— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月10日
それは「時給」と「機会」だ
まず「時給」だ。
「時給対効果」と考えるとわかりやすい。
社員、役員すべて月給で給与が決まっているが、これを定時労働時間で割って自分の時給を把握しておく。
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— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月10日
例えば電車で移動すると前後の時間を入れると1時間かかるところをタクシーだとドアツードアで20分になり、40分短縮できる場合がある。
電車代だと仮に300円。
タクシーだと2000円で1700円高い。
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— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月10日
この場合、40分で1700円以上の人件費の人(つまり時給2550円=月給39万以上の人)はタクシーに乗った方が安上がりで、時給2550円以下の人は電車の方が安上がりになる。
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— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月10日
幹部クラスがのんびり電車移動をしたらコスト高になるのだ。
タクシーに2000円払って40分浮かしてその40分でもっと生産的な仕事をすべきなのだ
なんでもかんでも闇雲に安い方を選んではいけない。
自分の時給と移動にかかる時間の差を鑑みてどの交通手段が最適かを決めるのだ
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— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月10日
一方、飛行機ではファーストクラスもエコノミーもかかる時間は変わらない。
なので当社では社長であってもエコノミーでの移動しか認められていない。
どうしてもファーストクラスに乗りたいのなら差額は自己負担だ。
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— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月10日
次に「機会」だ。
「機会対効果」と考える。
例えば当社はTwitter 等のSNSに多額の広告費を払って集客をしている。
しかし、集客には費用を使わずともやる方法がある。
SNSの自社アカウント運用、SEOなどだ。
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— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月10日
しかし、実際にSNSの自社アカウントで集客をするにもSEOをするにも広告費は掛からなくても高いスキル、能力が必要だ。
その高いスキル、能力を持っているのに果たして「コストがかからないから」という理由だけでその仕事をしていていいのだろうか?
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— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月10日
それが出来る高いスキル、能力を持っているなら資金、SNS広告運用ノウハウを駆使すれば自社アカウント運用やSEOの数倍の成果を出すことができる
つまり、ある程度の資金、広告運用ノウハウがある人にとってSNS自社アカウント運用、SEOをやるのは「機会ロス」になる
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— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月10日
資金がない、広告運用ノウハウのない段階なら自社アカウント運用でやるのがコスト削減になる。
しかし、自分のストックノウハウ、資金、目指す売り上げ規模によっては「コストをかけないやり方」は機会ロスになるのだ。
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— 木下勝寿/東証1部社長兼現役D2Cマーケッター (@kinoppirx78) 2020年4月10日
何でもかんでもコスト削減すれば良いのではない。
最も大切なリソースは自分自身だ。
この大切な自分が何に手間を費やすのが最も効果的なのかを常に計算できるようにしておくことが大事だ。
自分という何者にも変えがたい宝物を最大限大切にしよう。
(終)